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* その5 *  返ってこない?


応募後二週間して初めて、応募用原稿というものには、ある程度決められた体裁があることをネットで知りました。無知も良いところです。あまりの衝撃に、もうあんぐり。

絶妙なタイミングの悪さに救いを求めて……(笑)サイト管理人様にメールしてしまいました。「もう少し早く知っていれば良かった」などと、少々愚痴めいたことを含めて。^^;
でも、頂いたお返事には……

「“面白ければ官軍”ですから」と。

つまりは体裁にミスはあっても、最終的に人を引きつける面白さがあれば選ばれる、ということです。
そして「結果を待っているだけでなく、どんどん新しい作品を書いてみましょう」

そうか。要は内容。いまさら心配したって仕方がないんだ。
一度手を放れてしまえば、いくら気にしたって結果がでるまではどうしようもない。
それに、今気がついたことは、次の作品に活かせればいいのだし……。

「よし、書こう!」

そして……二ヶ月が経ちました。
三ヶ月以内にお返事が来る、その言葉を信じ……毎日ポストが気がかりでなりませんでした。
どうやら私設専任下読み氏はじめ、投稿を一番初めに進めてくれた友人は、私以上に事の成り行きを気にしていてくれていていたようで、会う度、電話で会話するたびに「返事、帰ってきた?電話、無かった?」と聞いてくれます。
電話なんてあるはずないじゃん!T^T

「私ねー、夢見たのよ。返事が返ってきた夢見たの!評価用紙があって、それぞれに点数がついているの。で、最後に出版の方向で……って書いてあってね^^」

夢をみたのは、もちろん私ではなく、私設専任下読み氏でした。……私でも夢には出てこないっていうのに。

「まぁ、いろいろやっちゃってるからねー、期待しないで待ってるんだよー。まだ、読んでないかもしれないしさ」

ヘラヘラしながら口ではそういっていますが、実際のところ、心中穏やかではありません。
毎朝毎夕、ポストの前を通過するとき、秘かな期待に無い胸をドキドキと膨らませ(笑)高鳴る思いがある反面、相変わらず、現実にある不出来な原稿を送っていることへの不安が交差し、どことなく落ち着きません。どちらかというと、やはり後者の思いの方が強いわけで……^^;
何せ、掟破りしまくりの原稿でしたからね。 ̄ー ̄;
期待と不安。こんな微妙な感情の変化は、受験以来です。(笑)

そして、三ヶ月満了を後一週間後に迎え……。

「ねぇ、まだ返事、返ってこないの?もう読むのは読んでるはずだよねー?」

私設専任下読み氏までがドキドキ。

「うーん、届いているならねー^^;」

そうです。届いていないのではないか、そんな気持ちまで出てきます。
実際、届けたことを知らせる返信葉書はちゃんと着いていますが、あくまでそれは郵便局サイドの通知。
メールで送れば、出版社から受け取り確認が送られてくるということだったらしく、今回はそういうリアルな感触が無い分、よけいに変な不安が広がりました。

出版社からは、未だなんの音沙汰もない。いや、でもまだ一週間あるのだし……。(泣)

「問い合わせしてみれば?」

この手の問い合わせは厳禁だと、確か例のサイトに書かれていたような。
「いや、辞めておくよ。まだ期間満了じゃないから……」
留守の間に電話が鳴りはしないか、そういえば自宅の電話番号だけで、携帯の番号載せてなかったな、とか。そんなことばっかり。
かかってくるわけないのにね。(失笑)

一日一日が緊張の連続。そして、とうとう期限は過ぎてしまいました。
「まだ来ないんだ……」と、私設専任下読み氏。
「うん……」と、力無く私。
もしや、これはやはりマズイ状況……T^T

最悪の事態も考えていました。
最悪……つまりそれはあまりに原稿の体裁が酷い為に、全部読まれないで済まされてしまったのではないだろうか、という疑心。(まぁ、担当の方には、大変失礼な話ですけれど^^;)

沢山の物書き志望さん達が集まる、ある作家さんのBBSにちょこちょこお邪魔していた私は、とうとう思い悩んで、そんな事まで書き込んでいました。

「良い作家を見つけるために出版社側だって真剣。応募された作品は宝、そんなことは絶対にしない」

ある方から頂いたレスには、そんな内容が書かれていました。
そうだよね……そう信じて待つしかないよね。はぁ〜@

それから二週間後のこと。
もう仕方がないな、と観念しはじめた頃……

「おや?」
なにやら自宅ポストに後光が差して見える。いや。期待するな。また、ただのダイレクトメールかもしれないし。自問自答しながら、恐る恐る近づく私……。

「おぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!」

そうです。
確かにそこには『株式会社 角川書店』と書かれた白い封筒が、届いていたのでした……!



で……まだ続くンだねー、これが。 ドウモスミマセーン ^ー^;ゞ


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