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* その3 *  「出してみぃ……」


一作目を書き始めた頃は、この話が2作目へと繋がって行くなどとは思いもよりませんでした。
何しろ何の計画性もないまま、見切り発車も良いところで、何処でどう終わるかも分からず、書きたいように書き上げましたから。

1話目を終える寸前、あることが分かりました。
まだ同じ主人公の心の中では、事の終わりに気持ちの整理がついていません状態だったのです。
主人公は、一番守りたかった大切なものを失い、気がつけば時だけが過ぎていた。

届かなかった想いや、感情はそのまんま。

まぁ、これでは彼(主人公)は、やはり納得いかないですわね〜。もやもやと行き場のない思いだけが残ってしまう……。
事実上、アン・ハッピーエンド。 ^^;
やっぱり、ラストがこういう終わり方になると、あまりに悲しすぎるだろーか……?う〜ん。^^;
私的には、こういうのも良いかとは思いますが、なんせ初作品。どこかでやはり、後味よく終えたい気もあったり……。

♪どうする?アイフ…………って、違うじゃ〜ん!(まだこのころ、あのCMはなかった……)
イヤ、そういう意味じゃないって?へへへ。 ̄∇ ̄;

前記しましたが、実は数日前から、再び 夢に出てきた新しいキャラがありました。
今度は男の子と女の子の二人です。結局のところ、彼らが登場するためには、第1話がなければキャラクターの設定が成り立たないことに気がつきました。
「なぁんだ、そうか。ということは……続くって事なんじゃん、この話!」

実は、ストーリーの終盤が近づいていることを実感し、何処かで「完成しそうかも!」という達成感を覚えつつも、反面、それまで自分を満たしていた何かが消えそうで、寂しい気がしてならなかった。
「また、書けるんだ!」 と、気分は一気にハイ・テンション。
次第に、お話を書くことの楽しさに気がつき始めた私。
もう止められません!勢いで、2作目へ突入することになりました。

……そういうことで、同時進行にあった以下のエピソード。ここからが、今回の本題なのですが……。(じゃぁ今までは、余談かい!^^;)

私の周りには小説をよく読む人が多く、そのジャンルはそれぞれざまざま。中には某女流売れっ子ミステリー作家さんの作品をボロクソに言い、ある直木賞(プロ作家のみ対象の賞。当然、レベルは高いはず!)作品なんかちっとも面白くない、と、大胆な発言をする人もいて……。(い、いやぁ。ちょっと言い過ぎではないかとも、思うのですが……。^▽^;)

そういう友に一作目を書いている途中に「実はこれこれしかじかで、お話(ここまで私は小説を書いているという意識は全くありませんでした)を書いてるんだよね……」なんて事を申しますと、出来上がり次第、是非見せろ、と。
おまけに読ませた後「これ、新人賞とかに出さないの?もったいなーい!絶対出しなよ!」と……。

え?
新人賞?
何それ……@

そこで、ワタクシ。
初めて各種小説新人賞の存在を知ったわけです。

まだこの段階で私、インターネットやっていません。ですから、パソコンで情報収集するということもなく、小説投稿の手順なども全く無知のまま、でした。

パソコンを使わないその友人も「こういう賞あるよ」と、情報をくれたり「新聞にこんな記事あったよ」と別の友人が切り抜きを持ってきてくれたりと、教えてはくれるのですが、自分がそういうのに出すなどと、考えられない気もしつつ「エー出すのぉ?」と半信半疑。
「だってこれ、面白いモン!その辺の小説よりも!」
……豚もおだてりゃ何とか〜っていう事で、私自身、気がつけば最寄りの書店に行くと「小説すばる」や「新潮」などを自然に手に取るようになりました。
もちろん、小説原稿募集の記事を探すためです。
でも、どうも同冊子に掲載されている小説は、自分が書いたお話(あくまでもそういう認識)とは“毛色”が違うな……という疑問があり、やはり、決心はつきません。

そんなある日のこと。
既に2作目を書き始めていた頃、書店のレジ脇にあった一冊の雑誌を見つけました。それが、角川書店から出版されていた「本の旅人」という一冊100円の 小冊子。
“お持ち帰り自由”になっていたので、早速素直にそのように。
で、家に帰ってパラパラとめくった中程に……

  21世紀の才能はここから生まれる―――
 カドカワ エンターテーメントNEXT賞
     募集開始!
         (角川書店「本の旅人」より引用)

なんてデカデカ書かれたページを発見したのです。

ジャンルは 、広義のエンターテイメント小説。(ノンフィクション・詩・論文・童話は含みません)とある。
確かに「含まない」に書かれているジャンルの、どれとも違う。(これ、言い換えれば、自分がどのジャンルであるかさえ、分からないトーシロウということである)^^;
ジャンルにとらわれない、とのうたい文句に安心感。
しかも常時募集。200枚以上で枚数制限ナシ。

それに、他のどの賞にもない「コメント」が全作品に返ってくる……!
「これなら、出せるかも……」^^;;;;

かくして、私の無謀な決断は実行されることになったのです……@



本当にこのまま、次回に続くのか……?(苦笑) ̄ー ̄;


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