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* 序章 *  きっかけ


おそらくは。

HPを創ろう!なんてな事を考えたことのある人なら、たいがいの創作活動に関して、かなり好きだったり、興味を持っていたりするものですが……。
何を隠そうこの私も、例外無くその一人。
全てはここから始まるのです。

数年前のこと。
不可抗力により突然サヨナラしていた東京に、あるやんごとなき理由により、再び舞い戻ることになりました。
やった〜!
ふと、十数年前を思い出しました。
tokyo。そこは何かしら、人を動かすだけの力を持っている。
初めて大都会・東京に足を踏み入れたその頃の私は、社会の規制を感じつつも、その傍らでたくさんの可能性を求め、手当たり次第に踏み込んでみました。
仕事に追い立てられながらも、濃い時間を過ごした日々の生活。
睡眠不足の身体でもその若さ故、楽器担いであしげくスタジオ通い。気ままにバイクに乗り、行きたいところに行く。沢山の異職業人との出会い。そこには可能性という魅力が、これでもかといわんばかりに積み上げられていました。

失われし時間よ!再び、この手に!

素直に喜んだ私。しかし、甘かった。
……戻ってみれば、昔、通い詰めた新宿も、ウィンドを覗き歩いた渋谷・代官山も、私にとっては遠い過去。
蓋を開けるとそこには、白い煙と共に時間の経過だけを見せつけられることとなり……嗚呼。
私はあの頃、東京というところで一体、何をやっていたのだろう……そんなことを考えながら半年ほど、本当に退屈な日々を過ごしていました。
元来、ボーッとするのが性に合わず、いつも何かをしていないと気が済まない性格だった私。昔はこんなんじゃなかった、もっとやりたいことに満ちあふれていたのに……この頃、私は状況に溺れ、自分自身を無くしそうになっていました。

何時からか『時間』というヤツは、昔、何かを模索していたはずの自分を、知らぬ間にただの退屈な大人に変化させていたのです。
いいや、それだけじゃない。きっとあの頃から、壁にぶつかるたびに何かの理由を付けて逃れようとした。自分で越えた時に得るはずの価値を、自ら遠ざけていたのかも。

まとわりつく違和感。いや、もっと少しずつ何かを失っていくような不安感……。
いいや、違う。そう、時間に取り残されている気がしたのかも知れない。取り留めのない孤立感。
実際、再びここで巡り会った昔の友人・知人の誰もが、みんな昔のまま、実に生き生きと自分の時間を泳いでいました。

〈腐ってるのは自分だけじゃん。なんか……嫌だな>

でも。少しずつそれが変化を見せ始めました。

随分時間がかかりました。それに気が付くことに。
何かがしたい。昔みたいに無鉄砲なことは出来ない。でも、じっとはしていられない、そんな矛盾した毎日。きっと、ずっとそいつを打破したかったんですね。

そんなときです。
もう何年も前から、パソコンなるものを是非!マスターしてみたいと思いつつも、それでさえもおっくうで、手を出すことも躊躇っていた私。
しかし、とうとうその日がやってきました。身近に御指南いただける人物に、やっと巡り会えたんです。
その人物は建築デザイナーなんて言う、ちょっとかっちょいいお仕事。
何がかっちょいいかと言うと、職業的に、ってことも勿論なんだけれど、何よりその、自分の腕を第三者に認められた結果、収入を得ている。別に何かに寄生するワケでもなく、ごくごく自然体なんだな。そこがさりげなくてかっちょいい。(これ、本音ですよぉ〜、I 氏!)

「パソコンやってみたいんだけれど……え!Macユーザー!!何??教えてくれる??まじっすか!でわでわ、是非に購入のアドバイスを!できれば、一緒に買いに行ってくれたら、もっと助かるんだけれど……でも、いつも忙しいんだよね^^:」

「えーと……あぁ、明日ならイイよ」

え?そんな、あっさり……@

即決。コレは運命でしょうか。
話はとんとんと進み、その週末には、私の手元に総額20万円以上の品々が勢揃いすることに。
この日からI氏は、私の独断と偏見で『Macの師匠』とネーミングされました。
(この後、ほかに『Macの鉄人』という、これまたデザイン畑の強力なる救世主も登場!)

さぁて。
知らない分野に足を踏み入れる一瞬。何せ起動スイッチも触ったことがないんですから。
久々の緊張感。停滞していた、身体の中を流れる血がざわつくのでさえ、指先まで感じる。
〈これこれ。この感じ……〉

水を得た魚……いや ren 。

師匠の目に、そう見えたかどうか。
以来、こんな小さなきっかけひとつで、長らく身にまとわりついていた、訝しい何かを、今現在、綺麗さっぱり追い払うことに成功したのです!
以前のやる気満々、前向きバージョンに戻れたのは、きっと彼女の影響がとても大きかったと、今でも感謝。
師匠の手によって、全てのインストールを終え(私は何にもやっていない^^;)いよいよ、パソコンらしいことをやろう!……いやマテ。

私ってば、キーボードいくらも使えないじゃん!!!

……えーっ。〜(_ _〜)...zzzZZZZ

その次の週末。傍らには、書店でそそくさと購入した『MS Word攻略本』。
いざいざ出陣!

「そうそう!今時、ワープロぐらい打てなくてどうするのさっ^^」


…………………………………………(もういいっちゅうにっ!!)

……って一体、ここに、なに打ちゃぁ〜いいんだ……?



次回に続く……@(マジ、続ける??)


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